先日、量販店の店頭でSONY・Xperia Z Ultraのタッチ&トライをやっていたので何気なく触ってみたところ、コレが甚だ良い感じでしたので(あろうことか)その翌日に購入してしまいました。
生粋のアップルファンである私が本気で他社製品の通信端末を買うことは稀ですが、同端末が私を購入に駆り立てた「コレは良いかも!」と感じた点をいくつかご紹介します。
私はAndroid OSおよび端末には明るくありませんので、本エントリーはその点に深く言及するものではありません。従って、あくまでもアップルファン目線かつ少々屈折したレビューになりますので予めご了承ください。
Xperia Z Ultraは現在、auから販売されているLTEモデル・SOL24(スマートフォン)と、ソニーストアや量販店等で購入できるWi-Fiモデル・SGP412JP(タブレット)のほか、SIMフリーの海外モデルをそれぞれ入手可能です。
ファースト・インプレッション
店頭で初めて触った時の印象は、“ガラスの板”。
フレームを除く表と裏のほぼ全面がガラスパネルという余計な装飾を排したシンプルな美しさに惹かれました。
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、パープルの3色で私が選んだのはブラック。
ブラックを選んだのは(何れのモデルもフロントパネルはブラックであるため)背面パネルやフレームとの一体感が抜きん出ていたこと。漆黒の筐体がまるでモノリス(*)のような美しさを醸し出していました。
*モノリス…SF作品『2001年宇宙の旅』シリーズに登場する、石柱状の謎の物体。(出典:Wikipedia)
また、本体を触っていると(特にブラックモデルは)背面も含めすぐに指紋がベタベタ付いてしまいます。これは一般的にはネガティブな要素ですが、私は歴代iPodシリーズの背面(鏡面ステンレス)や初めて初代iPadを触った時と同じ印象を抱きました。
メーカーがこの辺りを意図してデザインしたのかは判りませんが、シンプルでデリケートな印象の外観とその触感にアップルのデバイスと相通ずるものを感じた次第です。
本体サイズについて
店頭で本機を手に持った時、何故かとても手になじむ印象を受けました。
(手になじみ易いフォルムはソニーの製品サイトでも強調されていますが)実は普段私が常用しているコクヨのメモ帳「測量野帳(スケッチブック) 」と本機の横幅がほぼ同サイズであると判明。しかも、厚さまで同じでした。
測量野帳は立ったままでも片手に持ってしっかり書き込めるところが重宝していますが、私にとってはこの点が絶妙なサイズ感であった訳です。
別の視点で例えるならば、(普段私はiPhoneとiPad miniを必ず持ち歩いていますが)外出先で立ったまま片手で使いたい時、iPad miniよりも持ち易くiPhoneよりも大画面というニッチな部分にメリットを感じたとも言えます。
(但し、本体を耳にあてて通話する場合はその大きさに少々違和感を感じます。)
液晶画面について
ここまで外観ばかりを取り上げましたが最後は液晶画面について。
店頭で本体に予めインストールされているHD画質のサンプル動画を再生してみたところ、これが大層美しくて感動しました。搭載されているソニーの映像技術云々はさておき、私はこの美しい画面で好きな映画やミュージックビデオを鑑賞したいと思ったのです。
SOL24に付属(*)のマグネットチャージングドックは小型かつシンプルで(動画鑑賞時の)スタンドとしても役立ちそうです。(*Wi-Fiモデルの場合はオプション)
Xperia(TM) Z Ultra専用マグネットチャージングドック
また、16:9のHD動画再生をiPad miniと比較した場合、(アスペクト比の関係上)Xperiaでは画面いっぱいに表示されるため、画面サイズの差は殆ど感じませんでした。この辺りの本体サイズとのバランスの良さも(画面の美しさと相俟って)動画鑑賞には好ましいと感じた部分です。
なお、Macとの接続はSony Smartphones(UK)で配布されている「Sony Bridge for Mac」を使いました。
iTunesとiPhotoのライブラリを同期できるほか、本体からのインポートも可能。iTunesライクに操作できるソフトウエアです。
以上 まだ殆ど使いこなせていませんが、今後さらに活用シーンを模索していきたいと思っています。
巷では、Xperia Z Ultraのようなタブレット端末に近い大画面を持つスマートフォンのことを総称して“ファブレット(Phablet)”と呼ぶそうです。
次期iPhoneでは画面の大型化が噂されていますが、新しいiPhoneがファブレットの観念に捕われない新たなサプライズと共に登場することを願っています。
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