モバイル動画に魅せられた20年(Chapt-1)

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「好きな映画を持ち歩きたい!」(序に代えて)

物心ついた頃から映画が大好きでした。
30年前に日本で初めてSTAR WARS(エピソードⅣ)が公開された時、多分4~5回は足繁く劇場に通った記憶があります。また最近では高画質なBlu-rayの映画や音楽ソフトを観たいがためにPlayStation3を買ったことを知人に打ち明けると「(ゲームもしないのに)アホや!」と罵倒されました。

iPhone(& iPod touch)の登場は、私にとってある意味「革命的なデバイス」以上のメリットを感じさせるものでした。それはモバイル動画プレーヤーとしての機能です。
今でこそ動画に対応したモバイルプレーヤーが多数発売され、ケータイでもそこそこ綺麗な動画を観られる時代になり、いい世の中になったものだとつくづく感じます。

そこで今般、iPhone(iPod touch)が如何にして、私の中でモバイル動画プレーヤーとしてブレークスルーになったのかを、過去の機器や映像等をひも解きながら私自身の回顧録によって振り返ってみたいと思います。
新製品や新技術が登場する度に一喜一憂しながらモバイル動画を追求し続けた20年余り・・・私のMac歴の苦楽に匹敵する(壮大な?)ストーリーになりそうですので、(私自身も完結が見えないまま)数回に分けてエントリーしたいと思います。
私と同世代の方は懐かしさを、若い世代の方には「ふ~ん、そんなことしてたの?」と感じていただける記事になろうかと思います。
また内容は技術的・専門的見地による表現ではなく、あくまでも(映画や音楽ビデオ等)趣味の視点による記述を主としたいと思います。
よろしければご一緒にお付き合いください・・・。
 

<Chapt-1・黎明篇>

1980年代、世間ではやっと「パソコン」という言葉が浸透してきた時代でした。ビデオレンタル店すらまだ少なかった時代、私は”好きな映画を持ち歩けたら…好きな時に好きな場所で観られたら…”といつも考えていました。
現在のように動画をデジタルデータに変換して持ち歩くことなど当時は想像もできませんでしたが、未来には”ビデオデッキ等が進化してどれだけ小型化されるのだろう?”などと妄想していたのです。

1980年代後半、そんな私にとって最初のモバイル動画プレーヤーと呼べるものが、 SONYのVIDEO WALKMANという、まるでお弁当箱のようなVideo8(8mmビデオ)規格のポータブル・ビデオデッキでした。

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SONY・VIDEO WALKMAN GV-9(1989年製・標準価格148,000円)

当時のビデオカメラ(SONYのハンディカム等)には、現在のように大画面の液晶モニターなどは無く、フィンダーの小さな白黒モニターのみの製品が殆どで、ハンディカム・シリーズのバッテリーを流用可能で3~4インチのカラー液晶を搭載したこのVIDEO WALKMANシリーズは私にとって画期的な製品でした。

当時市販されていた8mmビデオテープにレーザーディスクやVHSから好きな映画をダビング、またVideo8の映画ソフトもそこそこ発売されていて、8mmテープとVIDEO WALKMANを出張に持って行き、滞在先のホテルや移動中に鑑賞していました。
(映画のソフトは1本3,500円~5,000円ぐらいでした)

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8mmビデオテープと映画ソフト

(昔のことで少々記憶が定かではないですが、当時何かの記事で)
「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」でお馴染みだった映画評論家の淀川長治先生がフェデリコ・フェリーニ(*)の言葉を借りて、「いつか好きな映画をポケットに入れて持ち歩ける時代が来る」と話されていて、タバコほどのサイズの8mmビデオはまさしくそんな願いが実現した!と感じたものでした。
(*映像の魔術師の異名を持つイタリアの映画監督)

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淀川長治さんとフェデリコ・フェリーニ監督
(お写真はIVCのサイトとWikipediaよりそれぞれ拝借)

私はこのVIDEO WALKMANを3世代(GV-100、GV-8、GV-9)に渡って購入。出張などの際は必ず持参していましたが、その背景には当時ならではの苦労も・・・。
酷使のあまり?ヘッドの目詰まりによるノイズや映像の劣化が頻繁に発生したり、テープが(ワカメのように)内部に巻き込まれたり、SONYのサービス窓口に持ち込んでは修理・ヘッド交換を繰り返しながら、数年に渡ってこのVIDEO WALKMANとの日々を過ごしたのです。

VHSやベータに比べ、テープそのものの大きさはタバコの箱程度だったものの、テープ数本と本体、バッテリー、ACアダプタ等を合わせると現在のモバイル・ノートパソコンを上回る体積と重量でした。これでは「ポケットに入れて好きな時に・・・」というにはほど遠いイメージです。
好きな映画を持ち歩くまでには、まだまだ長い道程がありました・・・。

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<My Favorites/ミニ・コラム>
女優:メリル・ストリープ(Meryl Streep)
第51回アカデミー賞で作品賞をはじめ5部門を受賞した「ディア・ハンター(1978)」では、ロバート・デ・ニーロやクリストファー・ウォーケンら名優たちと共演し助演女優賞にノミネート。

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ディア・ハンター(THE DEER HUNTER)より

第52回アカデミー賞で作品賞を受賞、ダスティン・ホフマンと共演した「クレイマー、クレイマー (1979)」で初のアカデミー助演女優賞を受賞しました。
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クレイマー、クレイマー(Kramer vs. Kramer)より

彼女の独特な魅力は「この女優(の美しさ)を表現するには新しい形容詞が必要だ」と、当時のマスコミに言わしめた程でした。

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プラダを着た悪魔(THE DEVIL WEARS PRADA)より

現在59歳の彼女。最近の人気作品「プラダを着た悪魔(2006)」ではファッション誌の熟年編集長として素晴らしい演技をみせています。
 

次回は、 <Chapt-2 Quicktime篇>の予定です。

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