モバイル動画に魅せられた20年(Chapt-2)

QuickTime Logo Movie 1

 
◆本エントリーについて
映画や音楽ビデオ好きの私にとって、iPhone(iPod touch)が如何にしてモバイル動画プレーヤーとしてブレークスルーになったのかを回顧録によって振り返るシリーズです。
(技術的・専門的見地による表現よりも、比較的趣味の視点での記述を中心としていますので、映画や音楽ビデオ好きの方にも楽しんでいただければ幸いです。)

◆これまでの記事 <Chapt-1・黎明篇>

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<Chapt-2・QuickTime篇>

1991年、Appleから動画や音楽を扱うマルチメディア・ソフトウェア(技術)として
「QuickTime」が発表されました。
同時に「QuickTime Player」(当初はMovie Player~Simple Player)によって
Mac上で初めて動画再生が可能になりました。
インターネットも普及前の当時、モノクロ画面のMacでQuickTimeムービーが再生される様を見てとても感動したのを覚えています。

QuickTime Icon
QuickTimeとSimple Playerのアイコン

QuickTime Logo Movie 1
QuickTime Logo Movie 2
QuickTime Logo Movie(モノクロ画面とカラー画面)

About SimplePlayer
「Simple Playerについて」

About SimplePlayer 2
オプション+「Simple Playerについて」
(猫のグラフィックが表示されるイースターエッグ)

1993年にはWindows版QuickTimeも登場。その後、インターネットの普及に伴い
ネット上で洋・邦各アーティストのPV(プロモーション・ビデオ)のQuickTimeムービーが公開されたり、またQuickTimeの技術を活用し、Macromedia Director等のアプリケーションで制作されたマルチメディアCD-ROMタイトルなども発売されました。

MY LITTLE LOVER/ALICE IN WONDERLAND
CD-ROM「MY LITTLE LOVER/ALICE IN WONDERLAND(1996)」

MY LITTLE LOVER/ALICE IN WONDERLAND
このCD-ROMでは、マウス操作によるPVやスライドショーの閲覧をはじめ、
(今では当たり前のことですが)画面上からアーティスト公式ホームページに
アクセスできたりすることがとても新鮮でした。

この頃より私は、PVを主としたQuickTimeムービーに凝りはじめて、MTVのサイトで公開されていた人気洋楽アーティストのPVなど、ネット上の様々なビデオクリップ、雑誌の付録CD-ROMに収録されていた短いクリップや映画の予告篇などをかき集めたりしていました。
そして、私にとって初めてのカラー液晶を搭載したノート型Macだった「PowerBook Duo 280c」をはじめ、Windowsのモバイルノートパソコンが音楽ビデオ等観賞用の
”にわかモバイル動画プレーヤー”として活躍することになったのです。

しかし、ブロードバンドも普及前の時代、ネットでダウンロードできるPVなどは
(ダウンロードに時間がかかる割には)1曲全部ではなく数10秒のものが殆ど…。
況してやモバイルノートパソコンで映画をまるまる1本持ち歩くなど、動画変換等の知識や機器もない当時の私にはまだまだ夢物語でした。

PowerBook Duo280c
PowerBook Duo280c(1993)
(写真はアップルwikiより拝借)

年代は少々前後しますが、QuickTimeの登場から間もない頃、出張の合間に立ち寄った秋葉原のMac取扱いショップに当時のハイエンドマシン「Macintosh Quadra 900」が展示されていて、脇のブラウン管モニターではQuickTimeムービーによる「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2」が放映されていました。

Quadra900
Macintosh Quadra 900(1991)
(写真はアップルwikiより拝借)

それはマッチ箱サイズ程の(字幕を読むのも辛いほど)小さな画面でしたが、羨望と共に長時間その画面に見入ってしまった私の脳裏ではいつしか、手のひらに乗る液晶テレビのような、6色リンゴマークの「QuickTime Movieプレーヤー」なる妄想の製品が出来上がり、”こんな製品が出て欲しい・・・いや、コイツは必ず発売されるぞ!”と切なる願望を抱いたのです。そして、それは限りなく確信に近い考えでもありました。

しかしその確信がすぐに現実になることはなく、動画対応のiPodが登場し、大好きな
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズを手のひらに乗る環境で観られるまでには、さらに10年以上の歳月が必要だったのです。

Back to the Future
「バック・トゥ・ザ・フューチャー 」より

余談ですが、QuickTime登場後、当時のスティーブ・ジョブズ率いるNeXTコンピュータで、QuickTime(シネパック)互換の「NEXTIME」というマルチメディア・ソフトウェアがあったことをご存知の方はどれだけいらっしゃるでしょうか?(笑)

NEXTIME
(写真はApple Insiderより拝借)

 

<My Favorites/ミニ・コラム>
映画:バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)・3部作
 「バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)」
 「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2(1989)」
 「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part3(1990)」の大人気シリーズ。

当初は第1作目のみで続編の予定はなかったそうですが、その後Part2とPart3が同時に製作されました。本シリーズのコアなファンには周知のことですが、3作品の中には数多くのトリビアが存在します。
解りやすいところでは、Part1のラストとPart2の冒頭部分の共通シーン。
Part1に出演したジェニファー役(主人公マーティーの恋人役)のクローディア・ウェルズ(Claudia Wells)がその後女優を引退したため、Part2以降はエリザベス・シュー(Elisabeth Shue)に代わり、Part2ではその冒頭シーンが撮り直されています。

Back to the Future
Part1のラスト部分(クローディア・ウェルズ)

Back to the Future II
Part2の冒頭部分(エリザベス・シュー)

1度観ただけでは解りにくい隠されたエピソードを探りながら鑑賞するのもこのシリーズの魅力の1つではないかと思います。
 

次回は、 <Chapt- 3・ケータイ動画篇>の予定です。

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