My iPod:光と陰

 

nano.jpg

先般より話題になっている初代iPod nano過熱問題(Appleの発表)について、
経済産業省のリリース「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」によると
私のiPod nanoが問題の製品番号にがっちり該当していました。

これまで異常を感じる程ではないものの充電時に少し熱を持つことがありました。
また私は第1世代nanoのデザインがとても気に入っていますのでより末永く手元に残したいという気持ちから、念のためApple Careに相談することに…。

Apple Lifeさんの記事によると林檎少年さんのnanoは新品交換となったそうですが、私の場合は一旦回収〜5週間に渡る本体の検証を行なった上で異常があれば修理及び交換を検討という結果になりました。
検証の結果がどうあれ、大好きな初代のnanoが安全な形で手元に残ることになったことは良かったのですが、私が気になったのはサポート担当者の回答です。

その概略は、
充電時に少々熱を持つことがあるので心配になって電話した・・・という私の相談に対して(担当者からいくつかの質問に答えた上で)
本体が変形した、煙が出た、焦げた等の症状が出ない限り交換等の対応は出来ない。問題が発覚したのはごく僅かでお客様の場合は交換の対象にはならない。ご心配ならばお預かりして検証する。
というものでした。

ごく少数とは言え発火事故まで発生し、国が注意を喚起している製品に対して、この対応はちょっと問題なのではないでしょうか?
言い換えれば(極端な話)火災や大やけどに至ってから対応しますと明言しているに等しい回答です。・・・これにはちょっと閉口してしまいました。

結果、あくまでも「こちらの希望で5週間の検証」ということで、(その場では解決しないと判断した私は)一旦やりとりを終えましたが、改めてアップルにはこの度の回答に対する問い合わせを入れたいと思っています。

軽い気持ちで相談したことが、誠に遺憾かつ陰鬱なエピソードになってしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・意気消沈した夜、少々慰められたエピソードもありました。
Appleのあなたの街のiPodを見つけよう。で、あなたの街のiPodユーザ紹介~人気の写真ランキング~が公開されており、全国で約1,600件の投稿中、私のエントリーが7位(大阪では2位)にランクインしていました。

top7.jpg

週末、溜め込んだ仕事に追われる中、My iPodに関わる光と陰を経験した慌ただしい1日でした。
 

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コメント

    • とおりすがり
    • 2008年 8月 23日

    正直にコメントしますが、非常に問題のある記事だと思います。
    言い方は丁寧ですが、まるで「無条件で交換しろ」と考えているようにしか思えません。
    たしかに該当製品であり、心配する気持ちも分かります。松下電器があまりにも「やり過ぎ」な宣伝で消費者に煽ったために、とにかく買った人は神様。問題がなくても「可能性がある」というだけで過剰反応する、しかもAppleは「交換してくれる」、だから交換は当たり前。という流れが完全に出来てしまっているように感じます。
    ちょっとでも、数%でも問題があれば、しかも消費者が「そう考えただけで」「交換可能」と思い込んでいるような気がして、実に薄気味悪いです。
    しかもこれまでは発熱あれど「故障はなかった」んですよね。将来の可能性まで考えれば、およそ「すべてのモノは壊れる」わけで、その可能性まで考慮したら、買ったものはすべて無条件で交換出来るなどというあまりにも乱暴な意見になりかねません。そして最近の流れはまさにそういったものになりつつあるように思えます。
    もちろん、だから我慢しろとは言えないし、だからこそ相談に行ったのでしょう。
    でも、Appleの対応のなにがよくなかったのか、少なくとも僕には分かりません。当然の対応ではないかと思えます。まるで「交換してくれるものとばかり思っていたら、そうしてくれなかった。なんかおかしい。不満だ」といったニュアンスを感じます。
    僕だけがそう感じるのかもしれませんが、こういったものが行き過ぎれば最近流行のモンスター何々といったものになるように僕には思えます。そういう気はさらさらないと思った上でこうしてコメントするのですが、節度が欲しいと思うのも事実です。
    ちなみに、僕はAppleの回し者ではありませんよ。

  1. MAからはじまるiPod nanoなんですよね、ボクのはPAなんですよ。充電時に若干あつい感じがするので不安なんですよ。

    • とおりすがり2
    • 2008年 8月 23日

    とおりすがりさんの言うとおりだと思います。

    「充電時に少々熱を持つことが心配だから」という理由で交換できるなら、私のshuffleと第3世代のnanoも交換してもらいたいですもの。
    火災や大やけどといったことが表沙汰になっていないですが、
    ちょっと心配になるくらい熱くなりますから。

    検証して必要なら修理で良いのではないでしょうか。
    それとも、サポートの言い方が気に入らなかったのですか。

  2. なんか、冷たいですね!
    こんな対応でユーザーは納得しないのでは。
    以前、i Bookの不具合を検証してもらうのに、2週間....
    結局そのまま戻ってきました!
    突発的な物は症状が出にくいので最悪です。

    • あぽー
    • 2008年 8月 23日

    確かに「交換してくれるから交換してもらおう」という異常な世の中の流れが出来ているのは非常によくわかりますが、症状が出てからってのは納得できないですねー。交換するしないの話ではなく、対応として。私はnano userではありませんが、私だったら結果的に交換にしなくても全くかまいません。問題に値する場所をfixしていただければ。

    • Dark局長
    • 2008年 8月 24日

    とおりすがりさん>
    とおりすがり2さん>
    コメント&貴重なご意見ありがとうございます。
    仰りたいことはとてもよく解ります。
    まず私は無条件での交換を目的に連絡した訳ではありませんしその旨申し出た訳でもありません。むしろ5週間もの長期に渡って検証してもらえることに対しては感謝しています。
    またサポート担当者の言動等を非難するつもりもありません。
    (ここでサポートとのやりとりを細かく書き連ねるつもりはありませんが)
    一連のリリースから、現時点で、アップルも一部バッテリーの欠陥を認め、過熱および少しでも不安がある場合は連絡を呼びかけていること。経産省により重大製品事故と位置づけられていること。場合によっては火災や火傷に至る可能性があることを踏まえると、カスタマーの任意によって回収、検証するというメーカーの姿勢が問題を軽視しているではないかと思ったのです。
    また私のiPod nanoは所有している他のiPodより明らかな過熱がみられ、そのことも担当者には伝えました。
    どのような判断基準でこの度の対応になったのかは解りませんが、少しでも疑わしい場合は積極的に回収・検証すべきではないかと思った次第です。
    ただ記事における私のiPodの症状については少々言葉足らずだったかも知れません。その点は反省しております。

    Being!さん>
    まいどです。型番は該当せずとも過熱の程度によっては一度Apple Careに相談してみてはいかがでしょう。
    場合によっては検証してもらえるかもですし、現状のままより安心して使えると思いますよ。

    iPodさん>
    コメントありがとうございます。
    私も同感ですが、やはり電話サポートレベルでは判断が難しいのでしょうね〜。ジーニアスバーだとある程度はその場で検証できるので判断も早いのですが…。

    あぽーさん>
    コメントありがとうございます。
    確かに仰る通りだと思います。私が言いたかったのもその点です。交換云々以前にできるだけ不安を払拭してもらいたいものですね。

  3. Dark局長、こんにちわ、とよしんです。
    全国で7位とはすごいですね。
    ところで「Cycorder」、私もインストールして使っていますよ。
    音声が録音できないのが惜しいところですね。
    今後のアップデートを期待しましょう。
    でも画質が結構きれいですよね。
    ちなみに・・・「iPhone Video Recorder」インストールして、つい購入までしちゃいました。
    画質は・・・「Cycorder」の勝ちです(涙)

  4. すいません、言い忘れてました。
    私のブログでもリンクいたしました。
    こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

    • Thermian
    • 2008年 8月 26日

    とおりすがりさん&とおりすがりさん2
    初めまして、Thermianと申します。

    Dark局長さんが掲載している(Appleの発表→第1世代 iPod nano バッテリー問題について)のリンクはご覧になられていると思いますが,ここでアップル社が述べていることと、アップル社のサポート担当者の回答(Dark局長さんの表現を是としてですが)には、矛盾があるように思います。
     私が「第1世代 iPod nano バッテリー問題について」を読んで、サポートに電話したら、やはり不満を感じてしまうでしょう。
    「1世代 iPod nano バッテリー問題について」より〜引用開始
    第1世代のiPod nanoをお使いでバッテリー過熱を感じられたお客さまは、AppleCare(顧客窓口)にて交換いたしますので、ご連絡をお願いいたします。
     引用終了

     「バッテリー過熱を感じられたお客さま」は「交換」するということをインターネット上で公表しているわけですから,やはりアップル社のサポート担当者の対応は変です。もしくはアップル社は「第1世代 iPod nano バッテリー問題について」の表現を訂正すべきと思われます。
     

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